修理事例

今回修理をするCX-5の損傷状態となります。

写真では見えにくいですが、リアドアの損傷は深くいびつに凹んでいます。

リサイクルパーツを探したところ程度が良く、板金修理をするよりも修理費を抑えるパーツがありましたので、
助手席ドアは板金修理、リアドアは中古ドア交換で作業を進めていきます。

こちらは、板金工程が終わった画像となります。

ドアの形状は、下部にプレスラインがあり、上にいくとくびれて丸くなっています。
まずは、板金をするフロントドアのプレスラインを、付け替えた中古リアドアのラインと延長線上になるようしっかり戻していきます。
角の丸さや角度を意識して凹んでいない正常な箇所から合わせます。
プレスラインができましたら上のくびれた箇所から丸みを出していきます。
こちらもリアドアにかけて形が続いてますので違和感なく形を戻していきます。
パテ研ぎの工程では、使用する工具が平らなあて板を使い作業するのですが、くびれた反り返り形状は注意をしないと角度が強く鋭角にできてしまい丸みがキレイに作る事が出来ません。熟練した職人ならではの技術で巧みに作り上げていきます。

中古ドアにキズがありましたので一緒に直していきます。

こちらもラインがありますのでラインを崩さないよう意識して研ぐことがポイントとなります。

下地が出来ましたら下地処理剤サフェーサを塗布します。

サフェーサーは、パテや塗料の段差などをシールドし上塗り塗装の艶引きを防ぐ役割をいたします。後に不具合が出ない為の大切な工程となります。

サフェーサーが乾燥しましたら、更に研磨をしていきます。
ここではパテの時よりもさらに細かい番手で表面をさらに平滑になる様、研ぎだしていきます。
下地の準備が出来次第、マスキングをして上塗り塗装に入ります。

こちらは塗装が終わった画像となります。

塗装は乾燥までに時間が掛かります。具体的には、塗装してから指触乾燥（手で触っても大丈夫な状況）までおおよそ30分ぐらい掛かりますが、弊社自慢の最高級塗装ブースで塗装することで、塗装中や乾燥中にゴミやホコリをつけない様になります。

なのでまるで新車のような質感が再現できます。

塗装が終わりましたら、時間をかけて磨き作業を行い、外した部品の作動チェック洗車をし修理完成となります。

凹んでいたプレスラインもキレイに戻り新車同様、どこが凹んでいたかわからなくなりました。

お客様も「新車になったみたい！」と、喜ばれて帰っていただきました。

今回は、程度のいいリサイクルパーツがありましたのでお安く修理することができました。
お客様のご予算に添った修理ができ嬉しく思います。

佐藤自動車では、修理の前に事前アンケート実施しています。
お客様がお求めになる、仕上がりや修理費など、
細かくヒアリングをしてから修理をいたしますので、
安心してご利用いただければと思います！

ご用命誠にありがとうございました。